![]() 多機能粘着フィルム、これを含むプラズマディスプレイパネルフィルタおよびこれを含むプラズマディスプレイパネル
专利摘要:
本発明は、近赤外線吸収染料および色補正染料のうちの少なくとも1種以上と紫外線安定剤を含む多機能粘着フィルム、これを含むプラズマディスプレイパネルフィルタおよびこれを含むプラズマディスプレイパネルに関する。 前記多機能粘着フィルムは、別途の紫外線遮断機能を有する層が必要ではないため、薄型の光学フィルタの製造が可能であるだけでなく、画期的な構造単純化により工程を単純化させることによって生産性が向上され、原価節減に寄与できる。 公开号:JP2011512422A 申请号:JP2010542171 申请日:2009-01-08 公开日:2011-04-21 发明作者:イ、ス−リム;キム、ジュン−ドゥ;パク、サン−ヒュン 申请人:エルジー・ケム・リミテッド; IPC主号:C09J7-00
专利说明:
[0001] 本発明は、近赤外線吸収機能および/または色補正機能と紫外線遮断機能を有する多機能粘着フィルム、これを含むプラズマディスプレイパネルフィルタおよびこれを含むプラズマディスプレイパネルに関する。] [0002] 本出願は2008年01月08日に韓国特許庁に提出された韓国特許出願第2008−0002207号の出願日の利益を主張し、その内容の全ては本明細書に含まれる。] 背景技術 [0003] 一般的にディスプレイ装置とはTVやコンピュータ用モニターなどを一概に称する言葉であり、画像を形成するディスプレイパネルを有するディスプレイモジュール、およびディスプレイモジュールを支持するケーシングを含む。] [0004] ディスプレイモジュールは、画像を形成するCRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)およびプラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel)のようなディスプレイパネル、ディスプレイパネルの駆動のための駆動回路基板およびディスプレイパネルの前方に配置される光学フィルタを含む。] [0005] 前記プラズマディスプレイパネルフィルタは、パネルから出る特有のオレンジスペクトル(Orange spectrum)によるレッドスペクトル(Red spectrum)の純度低下を補正し、リモコン機器の誤作動を引き起こす近赤外線と人体に有害な電磁波を遮蔽する役割を果たす。このような役割を果たするために、プラズマディスプレイパネルフィルタは、反射防止層、色純度を補正する色補正層、近赤外線吸収層、電磁波遮蔽層など、それぞれの機能を有した層からなっている。前記機能を有した層は一般的にフィルムの形態になっており、別途の粘着剤を用いて各層を積層する方法が主に用いられている。] [0006] 一方、1枚のフィルムに色補正と近赤外線吸収のような全ての機能を持たせるか、用いるフィルムの数を減らして構造を単純化すれば、積層工程時に発生する不良を最小化できるだけでなく、材料節減の効果もある。例えば、フィルムの両面に各々他の機能を有した層を形成して1枚のフィルムが複数の機能を有するようにすることにより、プラズマディスプレイパネルフィルタに含まれる層(layer)の数を半分に減らすことができる。または、フィルムの積層時に必ず用いられる粘着剤に上記のような機能を持たせて構造を単純化することもできる。] [0007] 例えば、近赤外線を遮断し色補正を行うためには、これらを選択的に吸収する物質が必要であり、主に染料が用いられている。前記染料としては、特定波長帯を吸収するネオン−カット(Neon−cut)染料および近赤外線吸収染料が挙げられる。染料を適用する一般的な方法としては、透明な基材上にバインダーポリマー(binder polymer)と混合した染料溶液をコーティングする方法がある。前記方法は、染料溶液がコーティングされた基材を、粘着剤を用いてプラズマディスプレイパネルフィルタ内の任意の層に積層しなければならない。また、プラズマディスプレイパネルフィルタの製造原価の節減や工程の単純化のために、相異なる機能性フィルムを積層させるのに必要な粘着剤層に、色補正機能だけでなく、近赤外線吸収機能まで同時に付与しようとする研究が大いに進行されてきた。] 発明が解決しようとする課題 [0008] しかし、前記色補正および/または近赤外線吸収機能を有する粘着剤層は、紫外線安定機能を有していないため、紫外線に露出した時に近赤外線吸収染料および色補正染料の変色が生じるので光学フィルムとしての性能が低下し得る。] [0009] そこで、今までは近赤外線吸収および/または色補正機能を有する粘着剤層の前に紫外線遮断フィルム(TACまたはUV PET)を追加して紫外線からフィルムを保護したが、前記紫外線フィルムは高価である上に、前記機能性フィルムの前に必ず存在しなければならないので構造的に自由度が落ちるのであった。] 課題を解決するための手段 [0010] そこで、本発明は、近赤外線吸収および/または色補正機能を有する粘着フィルムに好適な紫外線安定剤を追加して前記粘着フィルムに紫外線安定機能まで付与した多機能粘着フィルム、これを含むプラズマディスプレイパネルフィルタおよびこれを含むプラズマディスプレイパネルを提供することを目的とする。] 発明の効果 [0011] 本発明に係る多機能粘着フィルムは、別途の紫外線遮断機能を有する層が必要ではないため、薄型の光学フィルタの製造が可能であるだけでなく、画期的な構造単純化により工程を単純化させることによって生産性が向上され、原価節減に寄与できる。] 図面の簡単な説明 [0012] 本発明に係る実施例1で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。 本発明に係る実施例2で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。 本発明に係る実施例3で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。 本発明に係る実施例4で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。 本発明に係る実施例5で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。 本発明に係る実施例6で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。 本発明に係る実施例7で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。 本発明に係る実施例8で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。 本発明に係る実施例9で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。 比較例1で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。 比較例2で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。 比較例3で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。 比較例4で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。 比較例5で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。 比較例6で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。 比較例7で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。 比較例8で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。 本発明に係る実施例5で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。 本発明に係る実施例8で製造した多機能粘着フィルムの耐久性測定グラフである。] [0013] 本発明は、近赤外線吸収染料および色補正染料のうちの少なくとも1種以上と紫外線安定剤を含む多機能粘着フィルムを提供する。具体的に説明すれば、本発明に係る多機能粘着フィルムは、色補正染料および紫外線安定剤を含むか、近赤外線吸収染料および紫外線安定剤を含むか、近赤外線吸収染料、色補正染料および紫外線安定剤を含むことができる。] [0014] 前記多機能粘着フィルムにおいて、粘着性を付与する成分としては、減圧粘着剤(Pressure Sensitive Adhesive)成分であって、光の透過を制限しないものであれば限定されることなく用いることができる。] [0015] 本発明に用いられる粘着剤としては通常の粘着シート(Sheet)、粘着フィルムなどに用いるものであれば特に限定されない。例えば、アクリル系、ウレタン系、ポリイソブチレン系、SBR(styrene−butadiene rubber)系、ゴム系、ポリビニルエーテル系、エポキシ系、メラミン系、ポリエステル系、フェノール系またはシリコン系またはこれらの共重合体などが挙げられ、特にアクリル系粘着剤が好ましい。] [0016] 前記アクリル系粘着剤は、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下であることが好ましい。前記アクリル系粘着剤は、炭素数1〜12のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル単量体75〜99.89重量%と、官能性単量体であるα、β不飽和カルボン酸単量体0.1〜20重量%、および水酸基を有する重合性単量体0.01〜5重量%を共重合して得ることができる。前記共重合方法は通常の当業者によく知られた方法であるので具体的な条件は省略する。] [0017] 前記アクリル系粘着剤として、より好ましくは、ブチルアクリレート(BA:Butyl acrylate)/ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA:hydroxy ethyl methacrylate)の共重合体、またはブチルアクリレート(Butyl acrylate)/アクリル酸(AA:acrylic acid)の共重合体を用いることが、他のアクリル系粘着剤に比べ、近赤外線領域において優れた吸収機能を有し得るし、近赤外線吸収染料を安定化するのに効果がある。] [0018] 本発明に係る多機能粘着フィルムの製造時に溶媒をさらに用いることができ、前記溶媒としては汎用の有機溶媒を用いることができ、好ましくは、メチルエチルケトン(MEK)、テトラヒドロフラン(THF)、エチルアセテート(Ethyl Acetate)またはトルエンなどを用いることができる。また、溶媒の含量は特に限定されない。但し、前記多機能粘着フィルムに製造した後のフィルム中の残留溶媒量は5重量%以下であることが好ましい。前記残留溶媒量が5重量部を超過する場合、染料および紫外線安定剤の劣化によって変色が生じ得るし、粘着力が所望のレベルに達しない。] [0019] 前記本発明に係る多機能粘着フィルムは、架橋剤およびカップリング剤をさらに含むことができる。] [0020] 前記架橋剤は、多官能性化合物であって、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、アジリジン系架橋剤または金属キレート系架橋剤を含むことができる。より好ましくはイソシアネート系架橋剤を用い、その例として、トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートまたはヘキサメチレンジイソシアネートなどを含むが、これらに限定されない。前記架橋剤の含量は、粘着剤成分100重量部に対し0.01〜2重量部で用いることができる。] [0021] 前記カップリング剤としてはシラン系カップリング剤が好ましい。前記シラン系カップリング剤は、特に高温・高湿下で長時間放置した場合に接着信頼性を向上させるのに役に立つ。シラン系カップリング剤としては、ビニルシラン、エポキシシラン、メタクリルシランなどを用いることができる。例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、またはγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランなどが挙げられ、これらは単独または混合して用いることができる。シラン系カップリング剤の含量は、粘着剤成分100重量部に対し0.01〜2重量部で用いることができる。] [0022] 前記本発明に係る多機能粘着フィルムは、フェノール系、リン系などの酸化防止剤、ハロゲン系、リン酸系などの難燃剤またはアルキレンオキシド系などの帯電防止剤などの添加剤を用いることができる。前記添加剤の含量は、粘着剤成分100重量部に対し0.01〜10重量部で用いることができる。] [0023] 前記近赤外線吸収染料は、金属錯体(Metal−complex)系、フタロシアニン系染料、ナフタロシアニン系染料、分子間金属−錯体形態を有するシアニン系染料およびジイモニウム系染料からなる群から選択された1種以上を用いることができる。これらのうち、金属錯体(Metal−complex)系および/またはフタロシアニン系染料を用いれば、粘着剤における優れた耐久性および近赤外線吸収能を提供することができるので最も好ましい。] [0024] また、前記金属錯体(Metal−complex)系染料とフタロシアニン系染料を混合して用いる場合、各々単独で用いる場合より耐久性が向上され、可視領域透過率がより向上されるのでより好ましい。] [0025] 前記金属錯体系染料だけを単独で用いる場合に可視領域透過率が向上されるが、前記フタロシアニン系染料と混合して用いる場合より耐久性が相対的に落ちる。前記フタロシアニン系染料だけを単独で用いる場合は、前記金属錯体系染料と前記フタロシアニン系染料を混合して用いる場合および前記金属錯体系染料だけを用いる場合より可視領域透過率が相対的に落ちる。] [0026] 前記金属錯体系染料としては、下記化学式1または化学式2で示される化合物を用いることができる。] [0027] ] [0028] 前記化学式1において、R1〜R4は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子;ニトロ基;シアノ基;ヒドロキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリール基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルコキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールオキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルチオ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールチオ基であり、 Y1〜Y4は各々独立にSまたはOであり、 MはNi、Cu、PtおよびPdの金属原子からなる群から選択された1種を用いることが好ましい。] [0029] ] [0030] 前記化学式2において、 R5およびR6は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子;ニトロ基;シアノ基;ヒドロキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリール基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルコキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールオキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルチオ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールチオ基であり、 Y1〜Y4は各々独立にSまたはOであり、 MはNi、Cu、PtおよびPdの金属原子からなる群から選択された1種を用いることが好ましい。] [0031] 前記化学式1および前記化学式2において、R1〜R6は互いに同じであるか異なり、ハロゲン原子が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリール基;ハロゲン原子が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールオキシ基;ハロゲン原子が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルチオ基;またはハロゲン原子が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールチオ基であり、Y1〜Y4はSであり、MはNiの金属原子を用いることが好ましい。] [0032] 前記金属錯体系染料は、粘着剤において優れた耐久性が確保され、近赤外線領域において吸収極大を有すると同時に可視領域における光の吸収が少ないという特徴がある。一般的に他種類の近赤外線吸収染料は粘着剤において耐久性が低下するが、前記金属錯体系染料は粘着剤において優れた耐久性を提供することができる。] [0033] 一般的に用いられる粘着剤のガラス転移温度(Tg)は−40℃であるため、常温だけでなく、高温および高温高湿の条件において、粘着剤の主成分である高分子のセグメント(segment)が少しずつ動くようになるが、固定されないバインダー(binder)内において染料も動けるため、アグリゲーション(aggregation)が発生し得るし、分子構造が壊れて、これ以上本来の機能を遂行することができない。しかし、前記金属錯体系染料の場合、このような粘着剤内において安定した分子構造の維持が可能であるため、高温および高温高湿の条件においても本来の機能を維持することができる。] [0034] 前記金属錯体系染料と前記フタロシアニン系染料の近赤外線領域の吸収程度を同一にした状態で、この2つの染料の可視領域透過率を比較してみれば、前記フタロシアニン系染料の可視領域透過率が低く、前記金属錯体系染料の可視領域透過率が高いので、前記金属錯体系染料を単独で用いる場合に可視領域透過率が高まる。] [0035] 前記フタロシアニン系染料としては、下記化学式3で示される化合物を用いることができる。] [0036] ] [0037] 前記化学式3において、 R7〜R10は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子;トリフルオロメチル基;ニトロ基;シアノ基;ヒドロキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリール基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルコキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールオキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルチオ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールチオ基であり、 M’は、Cu、Zn、Fe、Co、Ni、ルテニウム(Ru)、ルビジウム(Rb)、パラジウム(Pd)、Pt、Mn、Sn、MgおよびTiからなる2価の金属原子;Al−Cl、Ga−Cl、In−Cl、Fe−ClおよびRu−Clからなる3価の1置換された金属原子;SiCl2、GaCl2、TiCl2、SnCl2、Si(OH)2、Ge(OH)2、Mn(OH)2およびSn(OH)2からなる4価の2置換金属原子;およびVO、MnOおよびTiOからなるオキシ金属原子のうちから選択される。] [0038] 前記フタロシアニン系染料は、粘着剤において優れた耐久性が確保され、近赤外線領域において吸収極大を有すると同時に可視領域における光の吸収を有するという特徴がある。一般的に他種類の近赤外線吸収染料は粘着剤において耐久性が低下するが、前記フタロシアニン系染料は粘着剤において優れた耐久性を提供することができる。] [0039] 一般的に用いられる粘着剤のガラス転移温度(Tg)は−40℃であるため、常温だけでなく、高温および高温高湿の条件において粘着剤の主成分である高分子のセグメント(segment)が少しずつ動くようになるが、固定されないバインダー(binder)内において染料も動けるため、アグリゲーション(aggregation)が発生し得るし、分子構造が壊れて、これ以上本来の機能を遂行することができない。しかし、前記フタロシアニン系染料の場合、このような粘着剤内において安定した分子構造の維持が可能であるため、高温および高温高湿の条件においても本来の機能を維持することができる。] [0040] 前記ナフタロシアニン系染料としては、下記化学式4で示される化合物を用いることができる。] [0041] ] [0042] 前記化学式4において、 R11〜R14は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子;トリフルオロメチル基;ニトロ基;シアノ基;ヒドロキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリール基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルコキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールオキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルチオ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールチオ基であり、 M’は、Cu、Zn、Fe、Co、Ni、ルテニウム(Ru)、ルビジウム(Rb)、パラジウム(Pd)、Pt、Mn、Sn、MgおよびTiからなる2価の金属原子;Al−Cl、Ga−Cl、In−Cl、Fe−ClおよびRu−Clからなる3価の1置換された金属原子;SiCl2、GaCl2、TiCl2、SnCl2、Si(OH)2、Ge(OH)2、Mn(OH)2およびSn(OH)2からなる4価の2置換金属原子;およびVO、MnOおよびTiOからなるオキシ金属原子のうちから選択される。] [0043] 前記分子間金属−錯体形態を有するシアニン系染料としては、下記化学式5、化学式6および化学式7で示される化合物を用いることができる。] [0044] ] [0045] 前記化学式5において、 R15およびR16は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜30の直鎖または側鎖アルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜8のアルコキシ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜30のアリール基であり、 X1〜X5は互いに同じであるか異なり、独立に、ハロゲン基;ニトロ基;カルボキシル基;フェノキシカルボニル基;カルボキシレート基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜8のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜8のアルコキシ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜30のアリール基であり、 MはNi、Cu、PtおよびPdの金属原子からなる群から選択された1種を用いることが好ましい。] [0046] ] [0047] 前記化学式6において、 R15、R16、X1〜X5およびMは前記化学式5で定義した通りである。] [0048] ] [0049] 前記化学式7において、 R15、R16、X1〜X5およびMは前記化学式5で定義した通りである。] [0050] 前記ジイモニウム系染料としては、下記化学式8で示される化合物を用いることができる。] [0051] ] [0052] 前記化学式8において、 R17〜R24は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子;トリフルオロメチル基;ニトロ基;シアノ基;ヒドロキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリール基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルコキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールオキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルチオ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールチオ基であり、 R25〜R28は、各々独立に、水素原子;ハロゲン原子;シアノ基;ニトロ基;カルボキシル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたアルキル基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたアルコキシ基であり、 Zは有機酸1価アニオン、有機酸2価アニオン、無機酸1価アニオンである。] [0053] 前記有機酸1価アニオンとしては、有機カルボン酸イオン、例えば、アセテートイオン、ラクテートイオン、トリフルオロアセテートイオン、プロピオネートイオン、ベンゾエートイオン、オキサレートイオン、サクシネートイオンおよびステアレートイオン;有機スルホン酸イオン、例えば、メタンスルホネートイオン、トルエンスルホネートイオン、ナフタレンモノスルホネートイオン、クロロベンゼンスルホネートイオン、ニトロベンゼンスルホネートイオン、ドデシルベンゼンスルホネートイオン、ベンゼンスルホネートイオン、エタンスルホネートイオンおよびトリフルオロメタンスルホネートイオン;および有機ほう酸イオン、例えばテトラフェニルボレートイオンおよびブチルトリフェニルボレートイオンが好ましい。] [0054] 前記有機酸2価アニオンとしては、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、ナフタレン−1,6−ジスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸誘導体などを用いることができる。] [0055] 前記無機酸1価アニオンとしては、ハロゲナイトイオン、例えば、フルオリドイオン、クロリドイオン、ブロミドイオン、ヨージドイオン、チオシアネートイオン、ヘキサフルオロアンチモネートイオン、ペルクロラートイオン、ペルヨーダートイオン、ニトレートイオン、テトラフルオロボレートイオン、ヘキサフルオロホスフェートイオン、モリブデートイオン、タングステートイオン、チタネートイオン、バナデートイオン、ホスフェートイオンまたはボレートイオンなどを用いることができる。] [0056] 前記近赤外線吸収染料の添加量は、多機能粘着フィルム100重量部に対し0.01〜10重量部で用いることができる。] [0057] 前記近赤外線吸収染料の含量が0.01重量部未満である場合には、近赤外線吸収効率が落ちてリモコン誤作動を誘発し得るため、製品としての機能を果たすことができず、10重量部を超過する場合には、透過率が顕著に落ちて所望の光特性を得ることができず、費用だけが上昇する問題がある。] [0058] 本発明に係る多機能粘着フィルムにおいては、色補正染料として、ネオン−カット染料を用いることが好ましい。また、製品の仕様に応じ、ネオン−カット染料の他に様々な種類の色補正染料をさらに添加することもできる。] [0059] 前記ネオン−カット染料としては、分子内金属−錯体形態を有するポルフィリン系(porphyrin)色補正染料、分子間金属−錯体形態を有するシアニン系色補正染料、および分子間金属−錯体形態を有するスクアリリウム系色補正染料からなる群から選択された1種以上を用いることができる。これらのうち、分子内金属−錯体形態を有するポルフィリン系(porphyrin)色補正染料を用いれば、粘着剤において優れた耐久性を確保することができるので最も好ましい。] [0060] 一般的に用いられる粘着剤のガラス転移温度(Tg)は−40℃であるため、常温だけでなく、高温および高温高湿の条件において粘着剤の主成分である高分子のセグメント(segment)が少しずつ動くようになるが、固定されないバインダー(binder)内において染料も動けるため、アグリゲーション(aggregation)が発生し得るし、分子構造が壊れて、これ以上本来の機能を遂行することができない。しかし、ポルフィリン系(porphyrin)色補正染料の場合、このような粘着剤内において安定した分子構造の維持が可能であるため、高温および高温高湿の条件においても本来の機能を維持することができる。] [0061] 前記分子内金属−錯体形態を有するポルフィリン系色補正染料としては、下記化学式9で示される化合物を用いることができる。] [0062] ] [0063] 前記化学式9において、 R29〜R36は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルコキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換され、フッ素が置換されたC1〜16のアルコキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC2〜20のアリール基、ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC2〜20のアリールオキシ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換され、窒素原子を1個以上有する五角環であり、 M’’は、水素原子、酸素原子、ハロゲン原子、またはCu、Zn、Fe、Co、Ni、ルテニウム(Ru)、ルビジウム(Rb)、パラジウム(Pd)、Pt、Mn、Sn、MgおよびTiからなる2価の金属原子;Al−Cl、Ga−Cl、In−Cl、Fe−ClおよびRu−Clからなる3価の1置換された金属原子;SiCl2、GaCl2、TiCl2、SnCl2、Si(OH)2、Ge(OH)2、Mn(OH)2およびSn(OH)2からなる4価の2置換金属原子;およびVO、MnOおよびTiOからなるオキシ金属原子のうちから選択された1種である。] [0064] 前記分子間金属−錯体形態を有するシアニン系色補正染料としては下記化学式10で示される化合物を用いることができ、前記分子間金属−錯体形態を有するスクアリリウム系色補正染料としては下記化学式11で示される化合物を用いることができる。] [0065] ] [0066] 前記化学式10において、 R37およびR38は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜30の直鎖または側鎖アルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜8のアルコキシ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜30のアリール基であり、 X6〜X10は各々独立に同じであるか異なり、水素原子;ハロゲン基;ニトロ基;カルボキシル基;フェノキシカルボニル基;カルボキシレート基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜8のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜8のアルコキシ基;またはC6〜30のアリール基であり、 MはNi、Cu、PtおよびPdの金属原子からなる群から選択された1種を用いることが好ましい。] [0067] ] [0068] 前記化学式11において、R39およびR40は同じであるか異なり、各々独立に、水素原子;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜30の直鎖または側鎖アルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜8のアルコキシ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜30のアリール基であり、 X9およびX10は各々独立に同じであるか異なり、水素原子;ハロゲン基;ニトロ基;カルボキシル基;フェノキシカルボニル基;カルボキシレート基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜8のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜8のアルコキシ基;またはC6〜30のアリール基であり、 MはNi、Cu、PtおよびPdの金属原子からなる群から選択された1種を用いることが好ましい。] [0069] 前記色補正染料の添加量は、多機能粘着フィルム100重量部に対し0.005〜10重量部で用いることができる。] [0070] 前記色補正染料の含量が0.005重量部未満である場合には、色補正染料の効率が低下し、10重量部を超過する場合には、透過率が低下し、費用が上昇する問題がある。] [0071] 前記紫外線安定剤としてはベンゾフェノン(benzophonone)系吸収剤、ベンゾトリアゾール(benzotriazole)系吸収剤からなる群から選択された1種以上を用いることができ、ラジカルスカベンジャー化合物を1種以上さらに用いることができる。] [0072] 前記ラジカルスカベンジャーの場合、主に300nm以下において紫外線吸収能を示し、単独では紫外線安定剤としての役割が微弱であるが、紫外線吸収剤と併行した時に上昇効果がある。] [0073] 前記紫外線安定剤は、最大吸収波長が340〜430nmであることが好ましく、360〜400nmであるものを用いることがより好ましい。前記紫外線安定剤の最大吸収波長が340nm未満である場合には紫外線吸収能が低下し得るし、430nmを超過する場合には可視領域透過率および色感に影響を及ぼし得る。] [0074] また、本発明の多機能粘着フィルムは、380nm以下の全ての波長領域において透過率が35%以下であり、60℃で100時間UV−A光源に放置した後にも、380nm以下の全ての波長領域において透過率が35%以下であることを特徴とする。380nm以下の全ての波長領域において透過率が35%を超過する場合、紫外線吸収能が低下して染料変色が生じ得る。] [0075] 前記ベンゾフェノン(benzophonone)系吸収剤としては、下記化学式12で示される化合物を用いることができる。] [0076] ] [0077] 前記化学式12において、 R43およびR44は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリール基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルコキシ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールオキシ基である。] [0078] 前記化学式12において、カルボニル基のオルト(ortho)位置に1個のヒドロキシ基だけが存在する場合、紫外線吸収能力が落ちるための紫外線安定性に適していない。] [0079] 前記ベンゾトリアゾール(benzotriazole)系吸収剤としては、下記化学式13で示される化合物を用いることができる。] [0080] ] [0081] 前記化学式13において、 Zは塩素置換体であり、 R45およびR46は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリール基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルコキシ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールオキシ基である。] [0082] Zが水素である場合、紫外線安定性が優れないために適していない。] [0083] 前記ラジカルスカベンジャー(radical scavenger:HALS)化合物としては、下記化学式14で示される化合物を用いることができる。] [0084] ] [0085] 前記化学式14において、 R47はCH3であり、 nは1〜16であり、 R48は、水素原子;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリール基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルコキシ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールオキシ基である。] [0086] 前記化学式14で示されるラジカルスカベンジャーの場合、主に340nm以下において紫外線吸収能を示し、単独では紫外線安定剤としての役割が微弱であるが、紫外線吸収剤と併行した時に上昇効果がある。] [0087] 前記紫外線安定剤の添加量は、多機能粘着フィルム100重量部に対し0.01〜50重量部で用いることができる。] [0088] 具体的に説明すれば、紫外線安定剤が多機能粘着フィルム100重量部に対し0.01〜50重量部で添加される場合、紫外線安定剤の安定した紫外線吸収により、染料が紫外線の影響を受けることを抑制することができる。このように、紫外線安定剤は多機能粘着フィルムに添加され、多機能粘着フィルムが紫外線に露出された時、紫外線から染料が分解されて機能が低下す現象を防止することによって耐久性を向上させることができる。] [0089] 前記紫外線安定剤の含量が0.01重量部未満である場合には、UVカッティング(cutting)効率が落ちて染料変色が生じ、50重量部を超過する場合には、可視領域においても吸収が発生して光特性に影響を及ぼし得るし、粘着剤の物性変化に影響を及ぼし得る。] [0090] 具体的に説明すれば、紫外線安定剤の含量が少なすぎれば、紫外線安定剤が紫外線を十分に吸収できないために染料に影響を与えることによって染料が分解され、機能が低下し得る。] [0091] また、紫外線安定剤を添加しすぎれば、紫外線安定剤吸収波長の領域が可視領域にまで影響を与えて、多機能粘着フィルムのカラーに良くない影響を与え、多機能粘着フィルム内において紫外線安定剤が析出され得る。] [0092] このように紫外線安定剤の添加量に応じて多機能粘着フィルムの耐久性が変わる。これは、紫外線安定剤の添加量に応じて多機能粘着フィルムの同一の領域内に存在する紫外線安定剤の含量が変わるが、多機能粘着フィルムが露出される紫外線エネルギが同一であると見た時、このエネルギを十分に吸収するか否かにより、染料に影響を与えられるエネルギの量が多い場合も少ない場合もあるためである。] [0093] 前記紫外線安定剤は、紫外線吸収によって励起された電子エネルギを熱エネルギに分散させて安定化させ、フリーラジカルを終結させることにより、紫外線から多機能接着剤を保護することができる。しかし、固有の紫外線吸収機能が低下し得るため、フリーラジカルを除去して光酸化反応を停止させ、過酸化物を分解する機能を有するラジカルスカベンジャー(radical scabenger:HALS)と併行して用いることもできる。] [0094] 前記本発明に係る多機能粘着フィルムの粘着力は、剥離角度180°および剥離速度300mm/分において2N/25mm〜35N/25mm、好ましくは剥離角度180°および剥離速度300mm/分において3N/25mm〜20N/25mmである。] [0095] 前記粘着力が、剥離角度180°および剥離速度300mm/分において2N/25mm未満である場合には、耐久性において、層間の気泡が発生したり、剥離したりするなど、むしろ耐久性が低下し得る。] [0096] 本発明に係る多機能粘着フィルムが色補正染料および紫外線安定剤を含む場合、多機能粘着フィルムは、近赤外線領域(850nm〜1000nm)の平均透過率が80〜100%であり得る。] [0097] 本発明に係る多機能粘着フィルムが色補正染料および紫外線安定剤を含む場合、多機能粘着フィルムは可視領域(380nm〜780nm)の平均透過率が60〜85%であり得る。] [0098] 本発明に係る多機能粘着フィルムが色補正染料および紫外線安定剤を含む場合、多機能粘着フィルムは、紫外線領域(250nm〜380nm)の平均透過率が0〜70%であり得る。紫外線領域(380nm)における透過率が70%以下であることが好ましい。] [0099] 本発明に係る多機能粘着フィルムが近赤外線吸収染料、色補正染料および紫外線安定剤を含む場合、多機能粘着フィルムは、近赤外線領域(850nm〜1000nm)の平均透過率が0〜30%であり得る。] [0100] 本発明に係る多機能粘着フィルムが近赤外線吸収染料、色補正染料および紫外線安定剤を含む場合、多機能粘着フィルムは、可視領域(380nm〜780nm)の平均透過率が40〜70%であり得る。] [0101] 本発明に係る多機能粘着フィルムが近赤外線吸収染料、色補正染料および紫外線安定剤を含む場合、多機能粘着フィルムは、紫外線領域(250nm〜380nm)の平均透過率が0〜40%であり得る。紫外線領域(380nm)における透過率は35%以下であることが好ましい。] [0102] 本発明に係る多機能粘着フィルムを製造する方法は特に限定されない。本発明に係る近赤外線吸収染料および色補正染料のうちの少なくとも1種以上と紫外線安定剤を含むコーティング液を製造した後、前記コーティング液を様々な方法により、扁平なガラスまたは透明基材の少なくともいずれか一面に塗布および乾燥して多機能粘着フィルムを形成することができる。前記露出している表面を剥離性シート(Sheet)で覆ってもよい。または剥離性シートの剥離性表面に塗布および乾燥して多機能粘着フィルムを得ることもできる。] [0103] 具体的には、近赤外線吸収染料および色補正染料のうちの少なくとも1種以上、紫外線安定剤およびバインダーを混合し、ここに一定量の架橋剤とカップリング剤を添加した後にコーティング液を製造し、これをガラスまたは透明基材にコーティングし硬化させて製造することができる。このように得られた多機能粘着フィルムの厚さは5〜30μmであることが好ましい。前記多機能粘着フィルムの厚さが前記範囲を脱する場合、多機能粘着フィルムの粘着特性が低下し得る。] [0104] 前記コーティング方法としてはスプレーコーティング、ロールコーティング、バーコーティング、スピンコーティング、グラビアコーティング、ブレードコーティングなどの色々な方法が使用可能である。] [0105] 前記ガラスまたは透明基材の少なくともいずれか一面に積層された多機能粘着フィルムまたは剥離性シートから剥離された多機能粘着フィルムの少なくとも一面に他の機能性フィルムを1種以上さらに備えることができる。また、前記1種以上の機能性フィルムをガラスまたは透明基材の少なくとも一面に積層した後、本発明に係る多機能粘着フィルムを前記1種以上の機能性フィルムが積層されたガラスまたは透明基材の少なくとも一面に備えることもでき、ガラスまたは透明基材の少なくとも一面に積層された1種以上の機能性フィルムの間に備えることもできるが、これらに限定されるものではない。] [0106] 前記機能性フィルムはメッシュ形態の電磁波遮蔽フィルム、透明導電層の電磁波遮蔽、反射防止フィルム、近赤外線吸収フィルム、色補正フィルム、衝撃緩和フィルムまたは明暗比向上フィルムなどであってもよい。] [0107] 前記透明基材は、光透過性に優れた材質であれば材料に限定されることなく用いることができる。例えば、ポリアクリル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリエポキシ系、ポリオレフィン系、ポリカーボネート系、セルロース系およびガラスのうちから選択された少なくとも1つを用いて製造することができ、透明なPET(poly ethylene terephthalate)で備えられることが好ましい。] [0108] また、本発明の多機能粘着フィルムは、メッシュ(mesh)形態の電磁波遮蔽フィルムの透明化層として適用することができる。したがって、本発明は、電磁波遮蔽フィルムおよび前記電磁波遮蔽フィルム上に透明化層として備えられた本発明の多機能粘着フィルムを透明化層として含む電磁波遮蔽フィルムを提供する。] [0109] 前記透明化とは、微細空気層によって光が散乱して、画質が鮮明ではなく、多少不透明に見えるのを、微細空気層に透明樹脂を充填して微細空気層を透明にすることを意味する。] [0110] 本発明に係る電磁波遮蔽フィルムにおいては、透明基材および透明基材上に銅、銀、金、鉄、ニッケルおよびアルミニウムとこれらの合金のうちのいずれか1つで備えられた凸部と凹部を有するメッシュ(mesh)形態の導電性パターン部を有する構成において、導電性パターン部の凹部を充填して導電性パターン部の上部領域が扁平になるように、電磁波遮蔽フィルムの上部に本発明に係る近赤外線吸収染料および色補正染料のうちの少なくとも1種以上と紫外線安定剤を含むコーティング液を塗布して透明化するステップを通じ、電磁波遮蔽フィルムの上部に粘着透明化層を形成することができる。] [0111] 本発明の多機能粘着フィルムを透明化層として用いる場合、前記透明化層の厚さは導電性パターン部の凸部面を基準に5〜30μm厚さを有することが好ましい。] [0112] 前記凸部面を基準に多機能粘着フィルムの厚さが5μm未満である場合には透明化機能を遂行することができず、30μmを超過する場合には粘着特性が低下する。] [0113] このように透明化層が形成されれば、導電性パターン部の凹部が透明樹脂で充填されて凹部の内部空間が透明になることにより、凹部内の空気によって光が散乱して画質が鮮明ではなくて多少不透明に見られることが解決されるため、鮮明な画質を提供できるようになる。前記近赤外線吸収染料および色補正染料のうちの少なくとも1種以上と紫外線安定剤を含むコーティング液を塗布した後に透明化するステップは、適切な圧力を加えることによって遂行することができる。前記圧力の大きさは、粘着剤の種類、使用量およびその他の工程条件に応じて当業者が選択することができる。] [0114] また、本発明は、前記多機能粘着フィルムを含むプラズマディスプレイパネルフィルタを提供する。] [0115] 従来のプラズマディスプレイパネルフィルタは、紫外線フィルムが特定機能を有するフィルムの前だけに配置されて構造的に制限されたが、本発明に係るプラズマディスプレイパネルフィルタは、多機能粘着フィルムがガラス、透明基材または他の機能性フィルムなどに積層される場合、特定位置に制限されることなく、自由な位置に配置されるので構造的に自由に製造される。] [0116] 具体的には、本発明に係るプラズマディスプレイパネルフィルタは、ガラスまたは透明基材上に本発明に係る多機能粘着フィルムを積層した後、前記多機能粘着フィルムが積層されたガラスおよび透明基材の少なくとも一面に他の機能性フィルムを1種以上さらに備えることができる。また、前記1種以上の機能性フィルムをガラスまたは透明基材の少なくとも一面に積層した後、本発明に係る多機能粘着フィルムを前記1種以上の機能性フィルムが積層されたガラスまたは透明基材の少なくとも一面に備えることもでき、ガラスまたは透明基材の少なくとも一面に積層された1種以上の機能性フィルムの間に備えることもできるが、これらに限定されるものではない。] [0117] 前記機能性フィルムは、メッシュ形態の電磁波遮蔽フィルム、透明導電層の電磁波遮蔽、反射防止フィルム、近赤外線吸収フィルム、色補正フィルム、衝撃緩和フィルムまたは明暗比向上フィルムなどであってもよい。] [0118] また、本発明は、前記プラズマディスプレイパネルフィルタを含むプラズマディスプレイを提供する。] [0119] 本発明に係るプラズマディスプレイパネルは、前述した本発明に係るプラズマディスプレイパネルフィルタを含むことを除いては、当技術分野に知られた構成を有することができる。] [0120] 以下、実施例を通じて本発明を例示するが、これらによって本発明の範囲が限定されるものではない。] [0121] [実施例1] エチルアセテートに溶解されたブチルアクリレート(BA)/ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)共重合体溶液70g、下記化学式12aで示される紫外線安定剤0.35g、ネオンカット染料ポルフィリン系PD319(三井)0.015g、イソシアネート系架橋剤0.037gおよびシラン系カップリング剤0.048gをメチルエチルケトン(MEK)30gに添加して混合した後にコーティング液を製造した。] [0122] 前記コーティング液を離型基材フィルムに25μm厚さでコーティングし、120℃で3分間乾燥した後、また他の面を離型基材でラミネートして多機能粘着フィルムを製造した。] [0123] 前記製造されたフィルムを近赤外線遮蔽フィルム上に塗布してフィルタを作った後、UV−A光源、60℃、100時間放置前・後の透過率を測定し、その結果を図1に示す。本発明に係る多機能粘着層を含むフィルタのUVテスト前後の評価結果、可視領域透過率の変化は550nm 1.2%、590nm 2.1%、近赤外線透過率の変化は850nm 0.3%、950nm 0.2%であった。] 図1 [0124] ] [0125] [実施例2] エチルアセテートに溶解されたブチルアクリレート(BA)/アクリル酸(AA)70g、下記化学式13aで示される紫外線安定剤0.35g、ネオンカット染料ポルフィリン系PD319(三井)0.015g、イソシアネート系架橋剤0.137g、エポキシ系架橋剤0.035gおよびシラン系カップリング剤0.021gをメチルエチルケトン(MEK)30gに添加して混合した後にコーティング液を製造した。] [0126] 前記コーティング液を離型基材フィルムに25μm厚さでコーティングし、120℃で3分間乾燥した後、また他の面を離型基材でラミネートして多機能粘着フィルムを製造した。] [0127] 前記製造されたフィルムを近赤外線遮蔽フィルム上に塗布してフィルタを作った後、UV−A光源、60℃、100時間放置前・後の透過率を測定し、その結果を図2に示す。本発明に係る多機能粘着層を含むフィルタのUVテスト前後の評価結果、可視領域透過率の変化は550nm 0.9%、590nm 1.8%、近赤外線透過率の変化は850nm 0.9%、950nm 0.0%であった。] 図2 [0128] ] [0129] [実施例3] エチルアセテートに溶解されたブチルアクリレート(BA)/アクリル酸(AA)70g、前記化学式13aで示される紫外線安定剤0.35g、下記化学式14aで示される紫外線安定剤0.2g、ネオンカット染料ポルフィリン系PD319(三井)0.015g、イソシアネート系架橋剤0.137g、エポキシ系架橋剤0.035gおよびシラン系カップリング剤0.021gをメチルエチルケトン(MEK)30gに添加して混合した後にコーティング液を製造した。] [0130] 前記コーティング液を離型基材フィルムに25μm厚さでコーティングし、120℃で3分間乾燥した後、また他の面を離型基材でラミネートして多機能粘着フィルムを製造した。] [0131] 前記製造されたフィルムを近赤外線遮蔽フィルム上に塗布してフィルタを作った後、UV−A光源、60℃、100時間放置前・後の透過率を測定し、その結果を図3に示す。本発明に係る多機能粘着層を含むフィルタのUVテスト前後の評価結果、可視領域透過率の変化は550nm 0.2%、590nm 1.5%、近赤外線透過率の変化は850nm 0.3%、950nm 0.2%であった。] 図3 [0132] ] [0133] [実施例4] エチルアセテートに溶解されたブチルアクリレート(BA)/アクリル酸(AA)70g、前記化学式12aで示される紫外線安定剤0.35g、近赤外線染料金属錯体(Metal−complex)系NKX1199(林原)0.06g、フタロシアニン系910B(日本触媒)0.14g、ネオンカット染料ポルフィリン系PD319(三井)0.008g、イソシアネート系架橋剤0.137g、エポキシ系架橋剤0.035gおよびシラン系カップリング剤0.021gをメチルエチルケトン(MEK)30gに添加して混合した後にコーティング液を製造した。] [0134] 前記コーティング液を離型基材フィルムに25μm厚さでコーティングし、120℃で3分間乾燥した後、また他の面を離型基材でラミネートして多機能粘着フィルムを製造した。] [0135] 前記製造されたフィルムでフィルタを作った後、UV−A光源、60℃、100時間放置した前後の透過率を測定し、その結果を図4に示す。本発明に係る多機能粘着層を含むフィルタのUVテスト前後の評価結果、可視領域透過率の変化は550nm 0.2%、590nm 0.1%、近赤外線透過率の変化は850nm 2.2%、950nm 1.0%であった。] 図4 [0136] [実施例5] エチルアセテートに溶解されたブチルアクリレート(BA)/アクリル酸(AA)70g、前記化学式13aで示される紫外線安定剤0.35g、近赤外線染料金属錯体(Metal−complex)系NKX1199(林原)0.06g、フタロシアニン系910B(日本触媒)0.14g、ネオンカット染料ポルフィリン系PD319(三井)0.015g、イソシアネート系架橋剤0.137g、エポキシ系架橋剤0.035gおよびシラン系カップリング剤0.021gをメチルエチルケトン(MEK)30gに添加して混合した後にコーティング液を製造した。] [0137] 前記コーティング液を離型基材フィルムに25μm厚さでコーティングし、120℃で3分間乾燥した後、また他の面を離型基材でラミネートして多機能粘着フィルムを製造した。] [0138] 前記製造されたフィルムでフィルタを作った後、UV−A光源、60℃、100時間放置した前後の透過率を測定し、その結果を図5に示す。本発明に係る多機能粘着層を含むフィルタのUVテスト前後の評価結果、可視領域透過率の変化は550nm 1.0%、590nm 1.2%、近赤外線透過率の変化は850nm 2.2%、950nm 1.1%であった。] 図5 [0139] 同一のフィルタで高温(80℃)および高温・高湿(65℃、相対湿度96%)条件下で500時間保管した後に透過率を測定し、その結果を図18に示す。本発明に係る多機能粘着フィルムを適用したフィルタの耐久性テスト前後の評価結果、高温保管後、可視領域透過率の変化は550nm 0.3%、590nm 0.2%、近赤外線透過率の変化は850nm 0.8%、950nm 0.3%であり、高温高湿保管後、可視領域透過率の変化は550nm 0.2%、590nm 0.2%、近赤外線透過率の変化は850nm 0.9%、950nm 0.4%であった。] 図18 [0140] [実施例6] エチルアセテートに溶解されたブチルアクリレート(BA)/アクリル酸(AA)70g、前記化学式13aで示される紫外線安定剤0.35g、前記化学式14aで示される紫外線安定剤0.2g、近赤外線染料金属錯体(Metal−complex)系NKX1199(林原)0.06g、フタロシアニン系910B(日本触媒)0.14g、ネオンカット染料ポルフィリン系PD319(三井)0.015g、イソシアネート系架橋剤0.137gおよびエポキシ系架橋剤0.035g、シラン系カップリング剤0.021gをメチルエチルケトン(MEK)30gに添加して混合した後にコーティング液を製造した。] [0141] 前記コーティング液を離型基材フィルムに25μm厚さでコーティングし、120℃で3分間乾燥した後、また他の面を離型基材でラミネートして多機能粘着フィルムを製造した。] [0142] 前記製造されたフィルムでフィルタを作った後、UV−A光源、60℃、100時間放置した前後の透過率を測定し、その結果を図6に示す。本発明に係る多機能粘着層を含むフィルタのUVテスト前後の評価結果、可視領域透過率の変化は550nm 1.1%、590nm 1.2%、近赤外線透過率の変化は850nm 2.0%、950nm 0.6%であった。] 図6 [0143] [実施例7] エチルアセテートに溶解されたブチルアクリレート(BA)/ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)共重合体溶液70g、前記化学式12aで示される紫外線安定剤1g、フタロシアニン系910B(日本触媒)0.08g、906B(日本触媒)0.05g、IR10A(日本触媒)0.05g、ネオンカット染料ポルフィリン系PD319(三井)0.015g、イソシアネート系架橋剤0.037gおよびシラン系カップリング剤0.048gをメチルエチルケトン(MEK)30gに添加して混合した後にコーティング液を製造した。] [0144] 前記コーティング液を離型基材フィルムに25μm厚さでコーティングし、120℃で3分間乾燥した後、また他の面を離型基材でラミネートして多機能粘着フィルムを製造した。] [0145] 前記製造されたフィルムでフィルタを作った後、UV−A光源、60℃、100時間放置した前後の透過率を測定し、その結果を図7に示す。本発明に係る多機能粘着層を含むフィルタのUVテスト前後の評価結果、可視領域透過率の変化は550nm 0.4%、590nm 0.5%、近赤外線透過率の変化は850nm 1.4%、950nm 0.2%であった。] 図7 [0146] [実施例8] エチルアセテートに溶解されたブチルアクリレート(BA)/ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)共重合体溶液70g、前記化学式13aで示される紫外線安定剤1g、フタロシアニン系910B(日本触媒)0.08g、906B(日本触媒)0.05g、IR10A(日本触媒)0.05g、ネオンカット染料ポルフィリン系PD319(三井)0.015g、イソシアネート系架橋剤0.037gおよびシラン系カップリング剤0.048gをメチルエチルケトン(MEK)30gに添加して混合した後にコーティング液を製造した。] [0147] 前記コーティング液を離型基材フィルムに25μm厚さでコーティングし、120℃で3分間乾燥した後、また他の面を離型基材でラミネートして多機能粘着フィルムを製造した。] [0148] 前記製造されたフィルムでフィルタを作った後、UV−A光源、60℃、100時間放置した前後の透過率を測定し、その結果を図8に示す。本発明に係る多機能粘着層を含むフィルタのUVテスト前後の評価結果、可視領域透過率の変化は550nm 0.5%、590nm 0.6%、近赤外線透過率の変化は850nm 0.8%、950nm 0.0%であった。] 図8 [0149] 同一のフィルタで高温(80℃)および高温・高湿(65℃、相対湿度96%)条件下で500時間保管した後に透過率を測定し、その結果を図19に示す。本発明に係る多機能粘着フィルムを適用したフィルタの耐久性テスト前後の評価結果、高温保管後、可視領域透過率の変化は550nm 0.5%、590nm 0.4%、近赤外線透過率の変化は850nm 1.1%、950nm 0.1%であり、高温高湿保管後、可視領域透過率の変化は550nm 0.7%、590nm 0.4%、近赤外線透過率の変化は850nm 0.6%、950nm 0.1%であった。] 図19 [0150] [実施例9] エチルアセテートに溶解されたブチルアクリレート(BA)/アクリル酸(AA)70g、前記化学式12aで示される紫外線安定剤0.35g、近赤外線吸収染料として金属錯体(Metal−complex)系NKX1199(林原)0.06g、近赤外線吸収染料として金属錯体(Metal−complex)系APE−004(エーピーアイコーポレーション)0.10g、ネオンカット染料ポルフィリン系PD319(三井)0.008g、イソシアネート系架橋剤0.137g、エポキシ系架橋剤0.035gおよびシラン系カップリング剤0.021gをメチルエチルケトン(MEK)30gに添加して混合した後にコーティング液を製造した。] [0151] 前記コーティング液を離型基材フィルムに25μm厚さでコーティングし、120℃で3分間乾燥した後、また他の面を離型基材でラミネートして多機能粘着フィルムを製造した。] [0152] 前記製造されたフィルムでフィルタを作った後、UV−A光源、60℃、100時間放置した前後の透過率を測定し、その結果を図9に示す。本発明に係る多機能粘着層を含むフィルタのUVテスト前後の評価結果、可視領域透過率の変化は550nm 1.4%、590nm 0.7%、近赤外線透過率の変化は850nm 1.7%、950nm 1.6%であった。] 図9 [0153] [比較例1] エチルアセテートに溶解されたブチルアクリレート(BA)/ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)共重合体溶液70g、Neon−cutポルフィリン系PD319(三井)0.015g、イソシアネート系架橋剤0.037gおよびシラン系カップリング剤0.048gをメチルエチルケトン(MEK)30gに添加して混合した後にコーティング液を製造した。] [0154] 前記コーティング液を離型基材フィルムに25μm厚さでコーティングし、120℃で3分間乾燥した後、また他の面を離型基材でラミネートして多機能粘着フィルムを製造した。] [0155] 前記製造されたフィルムを近赤外線遮蔽フィルム上に塗布してフィルタを作った後、UV−A光源、60℃、100時間放置した後の透過率を測定し、その結果を図10に示す。本発明に係る多機能粘着層を含むフィルタのUVテスト前後の評価結果、可視領域透過率の変化は550nm 2.1%、590nm 4.9%、近赤外線透過率の変化は850nm 0.5%、950nm 0.8%であった。] 図10 [0156] [比較例2] エチルアセテートに溶解されたブチルアクリレート(BA)/ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)共重合体溶液70g、下記化学式15で示される紫外線安定剤0.05g、ネオンカット染料ポルフィリン系PD319(三井)0.015g、イソシアネート系架橋剤0.037gおよびシラン系カップリング剤0.048gをメチルエチルケトン(MEK)30gに添加して混合した後にコーティング液を製造した。] [0157] 前記コーティング液を離型基材フィルムに25μm厚さでコーティングし、120℃で3分間乾燥した後、また他の面を離型基材でラミネートして多機能粘着フィルムを製造した。] [0158] 前記製造されたフィルムを近赤外線遮蔽フィルム上に塗布してフィルタを作った後、UV−A光源、60℃、100時間放置した後の透過率を測定し、その結果を図11に示す。本発明に係る多機能粘着層を含むフィルタのUVテスト前後の評価結果、可視領域透過率の変化は550nm 2.4%、590nm 4.5%、近赤外線透過率の変化は850nm 0.3%、950nm 0.3%であった。] 図11 [0159] ] [0160] [比較例3] エチルアセテートに溶解されたブチルアクリレート(BA)/ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)共重合体溶液70g、下記化学式16で示される紫外線安定剤0.05g、ネオンカット染料ポルフィリン系PD319(三井)0.015g、イソシアネート系架橋剤0.037gおよびシラン系カップリング剤0.048gをメチルエチルケトン(MEK)30gに添加して混合した後にコーティング液を製造した。] [0161] 前記コーティング液を離型基材フィルムに25μm厚さでコーティングし、120℃で3分間乾燥した後、また他の面を離型基材でラミネートして多機能粘着フィルムを製造した。] [0162] 前記製造されたフィルムを近赤外線遮蔽フィルム上に塗布してフィルタを作った後、UV−A光源、60℃、100時間放置した後の透過率を測定し、その結果を図12に示す。本発明に係る多機能粘着層を含むフィルタのUVテスト前後の評価結果、可視領域透過率の変化は550nm 2.0%、590nm 12.4%、近赤外線透過率の変化は850nm 0.8%、950nm 0.5%であった。] 図12 [0163] ] [0164] [比較例4] エチルアセテートに溶解されたブチルアクリレート(BA)/ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)共重合体溶液70g、前記化学式14aで示される紫外線安定剤0.5g、ネオンカット染料ポルフィリン系PD319(三井)0.015g、イソシアネート系架橋剤0.037gおよびシラン系カップリング剤0.048gをメチルエチルケトン(MEK)30gに添加して混合した後にコーティング液を製造した。] [0165] 前記コーティング液を離型基材フィルムに25μm厚さでコーティングし、120℃で3分間乾燥した後、また他の面を離型基材でラミネートして多機能粘着フィルムを製造した。] [0166] 前記製造されたフィルムを近赤外線遮蔽フィルム上に塗布してフィルタを作った後、UV−A光源、60℃、100時間放置した後の透過率を測定し、その結果を図13に示す。本発明に係る多機能粘着層を含むフィルタのUVテスト前後の評価結果、可視領域透過率の変化は550nm 0.4%、590nm 6.8%、近赤外線透過率の変化は850nm 0.6%、950nm 0.9%であった。] 図13 [0167] [比較例5] エチルアセテートに溶解されたブチルアクリレート(BA)/アクリル酸(AA)70g、近赤外線染料金属錯体(Metal−complex)系NKX1199(林原)0.06g、フタロシアニン系910B(日本触媒)0.14g、ネオンカット染料ポルフィリン系PD319(三井)0.015g、イソシアネート系架橋剤0.137g、エポキシ系架橋剤0.035gおよびシラン系カップリング剤0.021gをメチルエチルケトン(MEK)30gに添加して混合した後にコーティング液を製造した。] [0168] 前記コーティング液を離型基材フィルムに25μm厚さでコーティングし、120℃で3分間乾燥した後、また他の面を離型基材でラミネートして多機能粘着フィルムを製造した。] [0169] 前記製造されたフィルムでフィルタを作った後、UV−A光源、60℃、100時間放置した前後の透過率を測定し、その結果を図14に示す。本発明に係る多機能粘着層を含むフィルタのUVテスト前後の評価結果、可視領域透過率の変化は550nm 4.7%、590nm 5.1%、近赤外線透過率の変化は850nm 22.3%、950nm 10.9%であった。] 図14 [0170] [比較例6] エチルアセテートに溶解されたブチルアクリレート(BA)/アクリル酸(AA)70g、前記化学式15で示される紫外線安定剤1g、近赤外線染料金属錯体(Metal−complex)系NKX1199(林原)0.06g、フタロシアニン系910B(日本触媒)0.14g、ネオンカット染料ポルフィリン系PD319(三井)0.015g、イソシアネート系架橋剤0.137g、エポキシ系架橋剤0.035gおよびシラン系カップリング剤0.021gをメチルエチルケトン(MEK)30gに添加して混合した後にコーティング液を製造した。] [0171] 前記コーティング液を離型基材フィルムに25μm厚さでコーティングし、120℃で3分間乾燥した後、また他の面を離型基材でラミネートして多機能粘着フィルムを製造した。] [0172] 前記製造されたフィルムでフィルタを作った後、UV−A光源、60℃、100時間放置した前後の透過率を測定し、その結果を図15に示す。本発明に係る多機能粘着層を含むフィルタのUVテスト前後の評価結果、可視領域透過率の変化は550nm 2.4%、590nm 3.1%、近赤外線透過率の変化は850nm 11.3%、950nm 3.9%であった。] 図15 [0173] [比較例7] エチルアセテートに溶解されたブチルアクリレート(BA)/ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)共重合体溶液70g、前記化学式16で示される紫外線安定剤1g、フタロシアニン系910B(日本触媒)0.08g、906B(日本触媒)0.05g、IR10A(日本触媒)0.05g、ネオンカット染料ポルフィリン系PD319(三井)0.015g、イソシアネート系架橋剤0.037gおよびシラン系カップリング剤0.048gをメチルエチルケトン(MEK)30gに添加して混合した後にコーティング液を製造した。] [0174] 前記コーティング液を離型基材フィルムに25μm厚さでコーティングし、120℃で3分間乾燥した後、また他の面を離型基材でラミネートして多機能粘着フィルムを製造した。] [0175] 前記製造されたフィルムでフィルタを作った後、UV−A光源、60℃、100時間放置した前後の透過率を測定し、その結果を図16に示す。本発明に係る多機能粘着層を含むフィルタのUVテスト前後の評価結果、可視領域透過率の変化は550nm 4.2%、590nm 3.3%、近赤外線透過率の変化は850nm 5.0%、950nm 6.3%であった。] 図16 [0176] [比較例8] エチルアセテートに溶解されたブチルアクリレート(BA)/ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)共重合体溶液70g、前記化学式12aで示される紫外線安定剤0.35g、ネオンカット染料スクアリリウム系HAO1(林原)0.030g、イソシアネート系架橋剤0.037gおよびシラン系カップリング剤0.048gをメチルエチルケトン(MEK)30gに添加して混合した後にコーティング液を製造した。] [0177] 前記コーティング液を離型基材フィルムに25μm厚さでコーティングし、120℃で3分間乾燥した後、また他の面を離型基材でラミネートして多機能粘着フィルムを製造した。] [0178] 前記製造されたフィルムを近赤外線遮蔽フィルム上に塗布してフィルタを作った後、UV−A光源、60℃、100時間放置した前後の透過率を測定し、その結果を図17に示す。本発明に係る多機能粘着層を含むフィルタのUVテスト前後の評価結果、可視領域透過率の変化は550nm 3.4%、590nm 8.5%、近赤外線透過率の変化は850nm 1.5%、950nm 1.0%であった。] 図17 実施例 [0179] 図1〜図19のUVテスト前後の評価結果から分かるように、実施例1〜9の場合、UVテスト前後の透過スペクトルを比較してみれば、前後変化、すなわち透過スペクトルの変化がほぼ見られず、UVテストにおいても物性変化による機能低下が見られず、耐久性に優れることを確認することができる。しかし、比較に1〜8の場合、UVテスト前後の透過スペクトルを比較してみれば、前後変化、すなわち透過スペクトルの変化が大きいことが分かる。そこで、本発明の実施例1〜9より比較例1〜8は耐久性が落ちることを確認することができる。] 図1 図10 図11 図12 図13 図14 図15 図16 図17 図18
权利要求:
請求項1 近赤外線吸収染料および色補正染料のうちの少なくとも1種以上と紫外線安定剤を含む多機能粘着フィルム。 請求項2 前記多機能粘着フィルムは、近赤外線吸収染料および紫外線安定剤を含む、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項3 前記多機能粘着フィルムは、色補正染料および紫外線安定剤を含む、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項4 前記多機能粘着フィルムは、近赤外線吸収染料、色補正染料および紫外線安定剤を含む、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項5 前記多機能粘着フィルムに粘着性付与するための成分は減圧粘着剤である、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項6 前記減圧粘着剤は、アクリル系、ウレタン系、ポリイソブチレン系、SBR(styrene−butadienerubber)系、ゴム系、ポリビニルエーテル系、エポキシ系、メラミン系、ポリエステル系、フェノール系、シリコン系およびこれらの共重合体からなる群から選択される、請求項5に記載の多機能粘着フィルム。 請求項7 前記アクリル系減圧粘着剤のガラス転移温度(Tg)は0℃以下である、請求項6に記載の多機能粘着フィルム。 請求項8 前記アクリル系減圧粘着剤は、炭素数1〜12のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル単量体75〜99.89重量%、官能性単量体であるα、β不飽和カルボン酸単量体0.1〜20重量%および水酸基を有する重合性単量体0.01〜5重量%を共重合して製造する、請求項6に記載の多機能粘着フィルム。 請求項9 前記多機能粘着フィルムは、架橋剤およびカップリング剤のうちの1種以上をさらに含む、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項10 前記多機能粘着フィルムは、酸化防止剤、難燃剤および帯電防止剤のうちの1種以上をさらに含む、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項11 前記近赤外線吸収染料は、金属錯体系染料、フタロシアニン系染料、ナフタロシアニン系染料、分子間金属−錯体形態を有するシアニン系染料およびジイモニウム系染料からなる群から選択された1種以上の染料である、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項12 前記金属錯体系染料は下記化学式1または化学式2で示される、請求項11に記載の多機能粘着フィルム;前記化学式1において、R1〜R4は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子;ニトロ基;シアノ基;ヒドロキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリール基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルコキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールオキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルチオ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールチオ基であり、Y1〜Y4は各々独立にSまたはOであり、MはNi、Cu、PtおよびPdの金属原子からなる群から選択された1種である。前記化学式2において、R5およびR6は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子;ニトロ基;シアノ基;ヒドロキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリール基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルコキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールオキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルチオ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールチオ基であり、Y1〜Y4は各々独立にSまたはOであり、MはNi、Cu、PtおよびPdの金属原子からなる群から選択された1種である。 請求項13 前記化学式1および前記化学式2において、R1〜R6は互いに同じであるか異なり、ハロゲン原子が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリール基;ハロゲン原子が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールオキシ基;ハロゲン原子が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルチオ基;またはハロゲン原子が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールチオ基であり、Y1〜Y4はSであり、MはNiの金属原子である、請求項12に記載の多機能粘着フィルム。 請求項14 前記フタロシアニン系染料は下記化学式3で示される、請求項11に記載の多機能粘着フィルム;前記化学式3において、R7〜R10は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子;トリフルオロメチル基;ニトロ基;シアノ基;ヒドロキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリール基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルコキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールオキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルチオ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールチオ基であり、M’は、Cu、Zn、Fe、Co、Ni、ルテニウム(Ru)、ルビジウム(Rb)、パラジウム(Pd)、Pt、Mn、Sn、MgおよびTiからなる2価の金属原子;Al−Cl、Ga−Cl、In−Cl、Fe−ClおよびRu−Clからなる3価の1置換された金属原子;SiCl2、GaCl2、TiCl2、SnCl2、Si(OH)2、Ge(OH)2、Mn(OH)2およびSn(OH)2からなる4価の2置換金属原子;およびVO、MnOおよびTiOからなるオキシ金属原子のうちから選択される。 請求項15 前記ナフタロシアニン系染料は下記化学式4で示される、請求項11に記載の多機能粘着フィルム;前記化学式4において、R11〜R14は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子;トリフルオロメチル基;ニトロ基;シアノ基;ヒドロキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリール基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルコキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールオキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルチオ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールチオ基であり、M’は、Cu、Zn、Fe、Co、Ni、ルテニウム(Ru)、ルビジウム(Rb)、パラジウム(Pd)、Pt、Mn、Sn、MgおよびTiからなる2価の金属原子;Al−Cl、Ga−Cl、In−Cl、Fe−ClおよびRu−Clからなる3価の1置換された金属原子;SiCl2、GaCl2、TiCl2、SnCl2、Si(OH)2、Ge(OH)2、Mn(OH)2およびSn(OH)2からなる4価の2置換金属原子;およびVO、MnOおよびTiOからなるオキシ金属原子のうちから選択される。 請求項16 前記分子間金属−錯体形態を有するシアニン系染料は下記化学式5〜7で示される、請求項11に記載の多機能粘着フィルム;前記化学式5において、R15およびR16は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜30の直鎖または側鎖アルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜8のアルコキシ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜30のアリール基であり、X1〜X5は互いに同じであるか異なり、独立に、ハロゲン基;ニトロ基;カルボキシル基;フェノキシカルボニル基;カルボキシレート基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜8のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜8のアルコキシ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜30のアリール基であり、MはNi、Cu、PtおよびPdの金属原子からなる群から選択された1種である。前記化学式6において、R15、R16、X1〜X5およびMは前記化学式5で定義した通りである。前記化学式7において、R15、R16、X1〜X5およびMは前記化学式5で定義した通りである。 請求項17 前記ジイモニウム系染料は下記化学式8で示される、請求項11に記載の多機能粘着フィルム;前記化学式8において、R17〜R24は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子;トリフルオロメチル基;ニトロ基;シアノ基;ヒドロキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリール基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルコキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールオキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールアミノ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキルチオ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールチオ基であり、R25〜R28は、各々独立に、水素原子;ハロゲン原子;シアノ基;ニトロ基;カルボキシル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたアルキル基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたアルコキシ基であり、Zは有機酸1価アニオン、有機酸2価アニオンまたは無機酸1価アニオンである。 請求項18 前記色補正染料はネオン−カット染料である、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項19 前記色補正染料は、分子内金属−錯体形態を有するポルフィリン系染料、分子間金属−錯体形態を有するシアニン系染料および分子間金属−錯体形態を有するスクアリリウム系染料からなる群から選択された1種以上の染料である、請求項18に記載の多機能粘着フィルム。 請求項20 前記分子内金属−錯体形態を有するポルフィリン系染料は下記化学式9で示される、請求項19に記載の多機能粘着フィルム;前記化学式9において、R29〜R36は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルコキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換され、フッ素が置換されたC1〜16のアルコキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC2〜20のアリール基、ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC2〜20のアリールオキシ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換され、窒素原子を1個以上有する五角環であり、M’’は、水素原子、酸素原子、ハロゲン原子、またはCu、Zn、Fe、Co、Ni、ルテニウム(Ru)、ルビジウム(Rb)、パラジウム(Pd)、Pt、Mn、Sn、MgおよびTiからなる2価の金属原子;Al−Cl、Ga−Cl、In−Cl、Fe−ClおよびRu−Clからなる3価の1置換された金属原子;SiCl2、GaCl2、TiCl2、SnCl2、Si(OH)2、Ge(OH)2、Mn(OH)2およびSn(OH)2からなる4価の2置換金属原子;およびVO、MnOおよびTiOからなるオキシ金属原子のうちから選択された1種である。 請求項21 前記分子間金属−錯体形態を有するシアニン系染料は下記化学式10で示され、前記分子間金属−錯体形態を有するスクアリリウム系染料は下記化学式11で示される、請求項19に記載の多機能粘着フィルム;前記化学式10において、R37およびR38は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜30の直鎖または側鎖アルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜8のアルコキシ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜30のアリール基であり、X6〜X10は各々独立に同じであるか異なり、水素原子;ハロゲン基;ニトロ基;カルボキシル基;フェノキシカルボニル基;カルボキシレート基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜8のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜8のアルコキシ基;またはC6〜30のアリール基であり、MはNi、Cu、PtおよびPdの金属原子からなる群から選択された1種である。前記化学式11において、R39およびR40は同じであるか異なり、各々独立に、水素原子;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜30の直鎖または側鎖アルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜8のアルコキシ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜30のアリール基であり、X9およびX10は各々独立に同じであるか異なり、水素原子;ハロゲン基;ニトロ基;カルボキシル基;フェノキシカルボニル基;カルボキシレート基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜8のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜8のアルコキシ基;またはC6〜30のアリール基であり、MはNi、Cu、PtおよびPdの金属原子からなる群から選択された1種である。 請求項22 前記紫外線安定剤は、ベンゾフェノン(benzophonone)系吸収剤、ベンゾトリアゾール(benzotriazole)系吸収剤から選択された1種以上である、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項23 前記紫外線安定剤は、ラジカルスカベンジャー(radicalscabenger:HALS)化合物をさらに含む、請求項22に記載の多機能粘着フィルム。 請求項24 前記ベンゾフェノン(benzophonone)系吸収剤は下記化学式12で示される、請求項22に記載の多機能粘着フィルム;前記化学式12において、R43およびR44は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリール基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルコキシ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールオキシ基である。 請求項25 前記ベンゾトリアゾール(benzotriazole)系吸収剤は下記化学式13で示される、請求項22に記載の多機能粘着フィルム;前記化学式13において、Zは塩素置換体であり、R45およびR46は互いに同じであるか異なり、独立に、水素原子;ハロゲン原子;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリール基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルコキシ基;またはハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールオキシ基である。 請求項26 前記ラジカルスカベンジャー(radicalscabenger:HALS)化合物は下記化学式14で示される、請求項23に記載の多機能粘着フィルム;前記化学式14において、R47はCH3であり、nは1〜16であり、R48は、水素原子;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリール基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC1〜16のアルコキシ基;ハロゲン原子、シアノ基、またはニトロ基が置換もしくは非置換されたC6〜20のアリールオキシ基である。 請求項27 前記多機能粘着フィルムの製造後、多機能粘着フィルム中の残留溶媒量が5重量%以下である、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項28 前記多機能粘着フィルムは、前記色補正染料および前記紫外線安定剤を含み、近赤外線領域の平均透過率が80〜100%である、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項29 前記多機能粘着フィルムは、前記色補正染料および前記紫外線安定剤を含み、可視領域の平均透過率が60〜85%である、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項30 前記多機能粘着フィルムは、前記色補正染料および前記紫外線安定剤を含み、紫外線領域の平均透過率が0〜70%である、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項31 前記多機能粘着フィルムは、前記近赤外線吸収染料、前記色補正染料および前記紫外線安定剤を含み、近赤外線領域の平均透過率が0〜30%である、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項32 前記多機能粘着フィルムは、前記近赤外線吸収染料、前記色補正染料および前記紫外線安定剤を含み、可視領域の平均透過率が40〜70%である、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項33 前記多機能粘着フィルムは、前記近赤外線吸収染料、前記色補正染料および前記紫外線安定剤を含み、紫外線領域の平均透過率が0〜40%である、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項34 前記多機能粘着フィルムの少なくとも一面に、ガラス、透明基材および他の機能性フィルムを1種以上さらに含む、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項35 前記機能性フィルムは、メッシュ形態の電磁波遮蔽フィルム、透明導電層の電磁波遮蔽、反射防止フィルム、近赤外線吸収フィルム、色補正フィルム、衝撃緩和フィルムまたは明暗比向上フィルムである、請求項34に記載の多機能粘着フィルム。 請求項36 前記多機能粘着フィルムの厚さは5〜30μmである、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項37 前記多機能粘着フィルムの粘着力は、剥離角度180°および剥離速度300mm/分において2N/25mm〜35N/25mmである、請求項1に記載の多機能粘着フィルム。 請求項38 電磁波遮蔽フィルムおよび前記電磁波遮蔽フィルム上に透明化層として備えられた請求項1〜37のうちのいずれか一項の多機能粘着フィルムを含む電磁波遮蔽フィルム。 請求項39 前記多機能粘着フィルムの厚さは、電磁波遮蔽フィルムの凸部面を基準に5〜30μmである、請求項38に記載の電磁波遮蔽フィルム。 請求項40 請求項1〜37のうちのいずれか一項の多機能粘着フィルムを含むプラズマディスプレイパネルフィルタ。 請求項41 請求項40のプラズマディスプレイパネルフィルタを含むプラズマディスプレイ。
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